背景がボケた写真お撮ろう(^^♪

意図的に「ボケ」の撮影をしてみましょう

背景のボケにこだわってみよう(^^♪

ここでは背景が『ボケ』た写真撮影について話を進めていきます。
レンズキット付属の高倍率ズームレンズなどを活用して、背景がボケた写真を撮って楽しみましょう(*^_^*)

デジタル一眼カメラの購入された方には、「ボケ味が良い」「背景がボケた」「背景にこだわった」写真を撮りたい方もいらっしゃると思います。

この機会に!!ボケ味を生かした撮り方にチャレンジして「ボケ味が良い」写真を撮ってみて下さいね(^u^)
初心者の方でも、ある程度のコツをつかめば、そんなに難しい事はないと思います。

ボケを楽しむためにはカメラと被写体および背景、それぞれの距離でかなり出来が変わります。
遠近を変えながら様々な構図で撮って下さい。
常に絞り値を小さく設定をした場合、ボケの範囲が広がりますので、その都度被写体に合わせて絞り値を調節して下さい。

下の比較写真2枚はボケの違いを分かりやすくするために、画面左に「背景にボケ有りと無しを掲載しております。

写真のようにピエロ(小物)の背景にキラキラとした光が有る、無しでは何となく雰囲気の違いがお分かり頂けると思います。
また写真AとBではカメラの位置と焦点距離も異なっております。

比較写真A
絞り値:最小
シャッター速度:1/30
ISO:400
焦点距離:200mm

比較写真B
絞り値:最小
シャッター速度:1/30
ISO:400
焦点距離:140mm

「ボケ」とは・・・?

レンズ交換式カメラでは、ある程度絞り込んだ写真と、開放値に近い写真とでは、背景の「ボケ味」が変わり雰囲気も違った写真を撮る事が出来ます。

カメラ本体で意図的に最小(開放)よりに調節し、被写体にはピントが合った状態でシャッターを押せば被写体の前後のピントが合って見える範囲は狭くなり、被写体の前後がボケた写真になります。

背景がボケたり、くっきり見えたりする範囲が被写界深度と呼ばれています。
絞り値を小さくして被写界深度が浅くなれば、背景にボケ味を出す事ができます。
逆に絞り値を大きくして被写界深度が深くなればクッキリ写す事ができる構造になっております。

「一眼レフやミラーレス」と「コンパクトカメラやスマートホーン」とではシステムの仕様や構造が根本的に違いがあり写真の出来にも差があります。

ボケを楽しむためのコツや設定

クローズアップ風でボケ味を出してみましょ

キットレンズなどに付属のズームレンズ(55-210mmなど)で普段は遠い被写体を撮られてると思います。
ここでは望遠側で近い被写体の撮り方を覚え、クローズアップ風のボケ撮影に活用をしてみましょう。

このレンズは35mm判換算で88〜336mm相当の広角域から望遠域をカバーする約4倍のズームレンズです。

ボケを楽しむためにはカメラと被写体と背景とそれぞれの距離で出来が違ってきますので、遠近を考えながら構図を決めて下さい。

常に絞り値を小さく設定すればボケの範囲が広がりますので、その都度被写体に合わせた絞り調節をして下さい。

下の比較写真2枚はボケの違いを分かりやすくするために、絞り値の調節範囲を最小と最大にしております。
カメラレンズ先端からミカンまでの距離が約60cmで、カメラレンズ先端からバナナまでの距離が約73cmです。
部屋の照明のみの撮影でフラッシュは利用しておりません。

写真を撮るために、私が用意したものカメラ、三脚、ミカンとバナナ、奥行き1m位のテーブル、それとテーブルクロスです。
後は適当な間隔で被写体と背景になるものをテーブルに置きます。
ここでは被写体(ミカン)や背景側(バナナ)で進めます。

比較写真A:絞り値が小さい、ボケの範囲が広い写真
絞り値:小さい
シャッター速度:1/60
ISO:400
焦点距離:200mm

比較写真B:絞り値が大きい、ボケの範囲が狭い写真
絞り値:大
シャッター速度:0.6秒
ISO:400
焦点距離:200mm

では早速カメラの設定に入ります。

1.まずはカメラの電源は入れずに、三脚をお持ちの方はカメラとテーブル上の被写体がほぼ水平になる位にセットします。
※セットが終わってから電源を入れて下さい
※背景が『ボケ』た写真を楽しむ際には、三脚などにカメラを固定する事が、撮影の基本だとお考えください。

2.ズームレンズを使われる場合は、おもいっきり望遠側にします。
望遠側にした場合、ワイド側より絞り値が大きくなり、シャッタースピードは遅くなり、手ぶれの原因にますので、カメラは必ず三脚などに固定して下さい。

3.被写体(ミカン)や背景側(バナナ)がバランス良くカメラに収まるように、カメラまたは被写体や背景を動かします。
被写体と背景に対してカメラは水平~少し傾ける位で、方向的にはやや右斜めや左斜めから撮影した方が、分かりやすいと思います。
慣れてくれば、様々な角度から試し撮りをして下さい。三脚に固定したカメラを移動する場合には、カメラに衝撃がないよう注意して下さい。
うまく収まればそのままの位置でカメラ本体と被写体や背景を動かないようにして下さい。
※なぜ背景までセットする必要があるのだろうかと?疑問を持たれる方もいらっしゃるはずですが、背景は写真撮影では非常に大切で、このように背景まで触って、初めて大切な事がお分かり頂けると思います。

4.カメラのモードダイヤルを絞り優先(AV)に合わせます。
実際に写真を撮る際には動かない被写体ばかりではありません。
動きのある被写体撮影にはシャッタースピード優先(Tv)モードで撮影して下さい。
しかし、動きのある被写体で背景ボケは、難しくなります。でも是非挑戦してみて下さい。
また曇りや、日陰など暗い場所ではそれ以上に撮影が困難になります。

5.ISO感度やホワイトバランスもAUTOでOKです。

6.絞り調節つまみを動かしてF値を最小側にセットします。

7.ピントを合わせてシャッターボタンを押す。
極端に被写体に近づきすぎた場合、ピントが合わなくなります。
レンズにはそれぞれに最短撮影距離が設けられています。
※最短撮影距離についての詳細はお持ちのカメラ付属の取扱説明書やマニュアル本などでご確認ください。

被写体(ミカン)を中心にカメラや背景側(バナナ)それぞれの距離を離したり近づけたりして撮影をされれば、もうお分かり頂けたと思います。

F値は出来るだけ最小側で、カメラが被写体(ミカン)に出来る限り近づき、被写体(ミカン)と背景側(バナナ)との距離がある程度長いほうがボケの範囲が広くなります。

後は絞り値を小さくしたり、大きくしたり、色々と工夫しながら、コツをつかむ為の撮影練習をして下さい。

上の比較写真よりも背景をボカしたい場合は、それぞれの距離やカメラとレンズの構成などで大きく変化します。

また、ボケの範囲なども、撮影する方の好みで変わりますので、数多く撮影してみて下さい。
「ボケ」をマスター出来れば、深い味わいの写真が撮れると思います。

屋外での撮影例

天気が良い日、太陽光の下で撮影したボケの範囲が広い(絞り値が小さい)写真と範囲が狭い(絞り値が大きい)写真を下記に掲載しておりますので参考にして下さい。

写真Aも写真Bも写真の右側の木にピントを合わせております。
写真A:左側が絞り値が小さい、ボケの範囲(被写体の前後)が広い写真
写真B:右側が絞り値が大きい、ボケの範囲(被写体の前後)が狭い写真

※下記の写真は分かりやすいように最小絞りと最大絞りで撮影をしておりますが、最大絞り値に関しては、普段からサンプル写真Bのような、大きい絞り値で、撮影は行わないで下さい。
※絞り値の調整範囲は、装着レンズの最小絞り値から最大2段~3段位までの範囲が理想のようです。

写真A:絞り値が小さいボケの範囲が広い写真

モードダイヤル:AV(絞り優先)
感度:ISO100
焦点距離:200mm
絞り値:f5.6
シャッター速度:
1/640
露出補正:
-0.3(-1/3段)EV
太陽光
三脚無し

写真B:絞り値が大きいボケの範囲が狭い写真

モードダイヤル:AV(絞り優先)
感度:ISO1600
焦点距離:200mm
絞り値:f36
シャッター速度:
1/250
露出補正:
-0.3(-1/3段)EV
太陽光
三脚無し

写真C:ボケ味を強調した写真

写真D:ボケ味をやや強調した写真

サンプル写真
上の写真はボケ味を強調した写真C(左)とやや強調した写真D(右)で撮影例になります。

ヒント
写真D(右)のボケは写真C(左)程強くありません。
天気が良い日に屋外での撮影です。
単焦点レンズで撮影しております。

「玉ボケ」を撮ってみよう

ボケた写真を撮ろう、楽しもう!!

玉ボケサンプル写真1

このページでは、背景に「玉ボケ」がある写真の撮り方について、話を進めていきます。

「ボケ味が良い」「背景がボケた」「背景にこだわった」写真には、サンプル写真1のように、花の後方に丸い光が写っている写真をなどがあります。
その様なボケ方を「玉ボケ」「丸ボケ」と呼ばれています。

レンズ交換式のデジタル一眼ではボケた背景や玉ボケ(丸ボケ)を入れて撮影する事が可能です。

玉ボケは被写体の背景にある物体に光が当たった反射光や照明などの光を、レンズの絞り値を調節して、上手く撮り込んだ時に被写体をより映えさせます。

初心者の方でも、そんなに難しくないので、キラキラ光った背景を収めた写真を意図的に撮影出来るように、練習してみて下さいね(^u^)

ダブルズームキットなどのレンズを活用する

このページではズームレンズ(55-210mmなど)などを活用される事を前提で書き込んで行きたいと思います。
※ズームレンズに限らず、様々なレンズで撮影が出来ます。ボケ味はレンズにより異なります。

※一般的にレンズのF値が小さいほうがボケ味がいいと言われておりますが、F値が小さくなればなるほど明るく良いレンズになり、口径も比例して大きくなり購入額も高くなります。

屋外での玉ボケ撮影にチャレンジしてみましょう

ボケを楽しむためにはカメラと被写体と背景それぞれの距離により出来が変わりますので、レンズの最短撮影距離を踏まえた上で構図を決めて下さい。

レンズにはそれぞれに最短撮影距離が設けられています。
極端に被写体に近づきすぎた場合、ピントが合わなくなります。
最短撮影距離についての詳細はお持ちのカメラ付属の取扱説明書やマニュアル本などでご確認ください

最短撮影距離についてはこちら

下の表に4枚の写真があります。
左側の写真A、C(雨上がり)は、どこの花壇にんでもあるような花を分かりやすい様に漠然と撮影した写真です。
良くご覧になれば、被写体(写真A)の後方(奥の方)にある、樹木の葉っぱに太陽光が燦々と当たってるのがお分かり頂けると思います。
玉ボケとはその様な太陽光や水面などの反射光を上手く利用して撮影します。

やや逆光や雨上がりの反射光には魅力があり、その様に、どこにもシャッターチャンスが転がっています。

右側の写真B、Dは左側A、Cの写真より、ある程度まで被写体に近づき、葉っぱに当たった反射光を利用して、望遠側で撮影したものです。
私は腕が未熟ですが、写真A、Cより写真B、Dの方が洒落た感じに写っていると思います(^^♪

写真A

写真B

写真C(雨上がり)

写真D(雨上がり)

絞り値を小さくしたり、大きくしたり、離れたり、近づいたり色々と工夫しながら、コツをつかむ練習をして下さい。