露出を調節をしてみる

露出とは?

このページではカメラまかせのオート(全自動)モードから一歩進んで露出調整を覚えてみてください(^-^)

露出とはレンズを通ってきた光をフイルムやセンサーに当てることです。
カメラ本体で露出を調節することにより、明るい場所でも暗い写真や、暗い場所でも明るい写真を撮ることが出来ますが、取り込む光の量によりやカメラの性能により限度があります。
露出値は、通常、Exposure Valueの略でEVで表記されます。


ISO感度が⇢オート絞り優先またはシャッタースピード優先の設定を前提で話を進めます。

露出(露出値)は絞り(F値)と露光時間(シャッター速度)「ISO感度」の組み合わせで調整することが出来るようになってます。

露出を思い通りに保つためには、「絞りを開けてシャッタースピードを早くする」か、「絞りを絞ってシャッタースピードを遅くする」といった方法がありますが、合わせ方に正解や間違いはなく、何通りもの組み合わせの中から自分の好みに合った方法で調整するしかありません。

一枚一枚を絞りとシャッタースピードで写真の明るさを程良く設定するのは大変面倒に面倒になります。

そもそも絞りやシャッタースピードをどうやって、どの程度調整すれば好みの明るさになるのか分かり辛く、また調整が出来たにしても時間が掛かり、シャッターチャンスを逃しますよね(^^♪

しかし、ほとんどのデジカメには適正露出機能(AE)が搭載されており、ISOオート感度の設定であればカメラ任せで、絞り優先かまたはシャッタースピード優先でどのように調節しても、被写体の明るさや色を検出して、明るい被写体でも暗い被写体でも適正な明るさの写真を撮影することができます。
このことを「適正露出」といいます。

※カメラは基本的に明るい環境で撮影した方がきれいな写真になります。
適正な範囲にも限度があります。

シャッターを押した後は画像を見て露出オーバーまたは露出アンダーかの確認が必要です。
いい写真が撮るためには是非ご確認ください。

露出の三角形(Exposure Triangle)

「ISO感度・シャッター速度・絞り(F値)」の関係を図で見ればわかりやすいように露出の三角形図があり露出のバランスがわかりやすくなっています。

 ISO感度 ← 光を感じる強さ
シャッター速度 ← 光を取り込む時間
絞り(F値) ← 光を通す量

3つのバランスで写真の明るさ(露出)が決まります。
1つを変えると他のどれかで補う必要があります。

※適正露出の写真がどんな場合でも、最適な明るさの写真だとは限りません。

各要素の働き

要素数値を下げると数値を上げると主な効果
ISO感度暗くなる(ノイズ少)明るくなる(ノイズ増)明るさ・画質に影響
シャッター速度明るくなる(ブレやすい)暗くなる(ブレにくい)動きの表現に影響
絞り(F値)明るくなる(F値小さい・F2.8など)ボケやすい暗くなる(F値大きい・F11など)ピントの合う範囲が増える
背景のボケに影響

覚え方のコツ

暗い → ISOを上げる or F値を開ける or シャッターを遅くする
明るすぎる → ISOを下げる or F値を絞る or シャッターを速くする
被写体が動くならシャッター優先
被写体が静物なら絞り優先が基本です。

露出補正

露出補正はオートモードでは設定できません。

※モードダイヤルなら応用ゾーンの(M)以外のモードで設定をして下さい。

これから先、必ず経験されると思いますが!?
適正露出の設定であっても、カメラに搭載されたTTL露出計の測定により、黒い色(黒い毛の犬など)をメインで撮るときに、全体的に明るい写りの露出オーバーになったり、白い色(雪の風景など)をメインに撮るときに、全体的に暗い写りの露出アンダーになったりします。

そんな中途半端な思い出の写真になって欲しくない場合は、簡単な露出補正を行えば自然な感じに撮影出来ます。

※通常カメラが決めた標準的な露出を意図的に変えることを、露出補正といいます。

露出を明るめ(プラス補正)にしたり、暗め(マイナス補正)にして撮影できます。
細かい設定などをしなくても、露出補正などの機能を使えば、ある程度は、好みの色に近い明るさの写真を撮影することが出来ると思います。

補正できる範囲や操作方法は各カメラで異なりますので、カメラに付属の取り扱い説明書や各カメラ専用のマニュアルガイド(本)等でお調べ下さい。
この操作は、覚えると大変便利ですよ!!是非覚えて下さい。

下記の露出補正はEOS R100の取説より

P/Tv/Av/Mモードのときに露出補正を行うことができます。なお、Mモード+ISOオート設定時の露出補正については、ISOオート設定時の露出補正を参照してください。

露出レベル表示を選ぶ

上キーを押して露出レベル表示を選びます。

補正量を設定する

暗く(マイナス)補正

明るく(プラス)補正

  • 画面を見ながら電子ダイヤルを回して設定します。
  • 露出補正を行うと、[露出補正]が表示されます。

撮影する

露出補正を解除するときは、露出レベル[]を標準露出指標[]の位置に戻します。


露出補正「暗い」・「適正」・「明るい」サンプル写真

下記の写真A,B,Cは同じ被写体で曇りの日に撮影しました。
露出を意図的に変えた写真です。
露出補正ステップ-0.7(-2/3段)EV、ステップ 0(適正露出)EV、ステップ+0.7(+2/3段)EVの順です。

A 暗い (-2/3段)EV

B 適正露出

C 明るい (+2/3段)EV

下記の写真D,E,Fは同じ被写体で晴れの日に撮影しました。
露出を意図的に変えた写真です。
露出補正ステップ-0.7(-2/3段)EV、ステップ 0(適正露出)EV、ステップ+0.7(+2/3段)EVの順です。

D 暗い (-2/3段)EV

E 適正露出

F 明るい (+2/3段)EV

ISO感度を固定して撮った写真

下の写真は-0.7(-2/3段)EVから+0.7(+2/3段)EVまで5段階に露出補正しました。
露出補正値とシャッター速度が変わり、ISO感度100固定、焦点距離固定、F値固定でホワイトバランスはオートです。

同じ被写体の何枚かの写真を、一枚ずつ見ただけでは違いに気付かない事があります。
マイナス補正からプラス補正まで連番で撮影をされて、下の写真のように並べて確認してみて下さいね!色合いが分かりやすいと思います。

カメラ付属のパソコン用ソフトのサムネイルなどで確認されれば、ご理解い頂けると思います)

このシーンは絶対に良い写真で残したいと思った時には、面倒でも-2/3~+2/3段EV位までの範囲で露出補正を行いながら撮影してみて下さい。

感度:ISO100
焦点距離:18mm
絞り値:f5
シャッター速度:
1/1000
露出補正:
-0.7(-2/3段)EV
AWB

感度:ISO100
焦点距離:18mm
絞り値:f5
シャッター速度:
1/800
露出補正:
-0.3(-1/3段)EV
AWB

感度:ISO100
焦点距離:18mm
絞り値:f5
シャッター速度:
1/640
適正露出:
0(0段)EV
AWB

感度:ISO100
焦点距離:18mm
絞り値:f5
シャッター速度:
1/500
露出補正:
+0.3(+1/3段)EV
AWB

感度:ISO100
焦点距離:18mm
絞り値:f5
シャッター速度:
1/400
露出補正:
+0.7(+2/3段)EV
AWB

写真の良し悪しは撮影環境に合った、絞り、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランスなどが左右します。

カメラ任せの適正露出で撮影をすることも良いと思いますが、被写体に合った意図的な露出調整を行い、写真に好みや変化をつけてみるのも楽しいと思います。